正月も終わって

joei2015-01-22

正月というと、「寅さん」を思い出す
昭和の時代には、正月映画は 「寅さん」だった
そして、映画の内容も 正月ののんびりした シーンでおわる
ひろしとさくらが、着物着てて、ひろしは年賀状見てて、いや
年賀状書いてたなぁ
そういえば、昔 正月は 年賀状を書いてた
「あけまして おめでとう」「旧年中は・・・」だろ
そうだよ、年賀状は 正月に書いてたわ
いつの間にか、年末25日までに出せとかいわれて・・・

おかしいよね やっぱり

寅さんと、言えば
僕に、いろんなことを 教えてくれた
高倉健のかっこよさ と 似てるんだよ

寅さんの映画の中で、寅さんは 不器用な生き方しか出来ない
だが、それは 無理せず 自分の身の丈を分かって 自分に正直に生きてる証拠じゃないのかな

キザで 照れ屋で おちょこちょいで 
映画の中だけで、愛されてる
近所にほんとに いたら 鼻つまみもんだよ〜

でも それを許す っていうのが 昭和の人情っていうかな

落語の世界にもあるでしょ
くまさん はっつぁん みたいに
または 仕事しない 若旦那みたいに
落語の世界だから 許せるけど、身内にいたら 問題児で しょっちゅう家族会議だわ
そういやぁ、寅さんもいつも 家族会議になってたなぁ



うちの兄弟も、どんな風に なるのかねぇ
寅さんみたいなのは、困るけど、
でも映画の中では、困った人たちは
みんな 寅さんに助けてもらうんだ

まじめな ひろし(寅さんの妹婿)だって
寅さんを 敬愛してる
いいねぇ 敬愛なんて、平成のがきらは使わんでしょ
「リスペクト」とか言っちゃうよね
とにかく すぐカタカナにしたがる
そんで、「幸せの黄色いハンカチ」って映画の中じゃ
高倉健だって、寅さんに助けてもらうんだから

だから息子たちも、寅さんの よさはいつか分かる
情緒を持てる人間に育ってほしいな

男の子の親になると、よく「20歳になったら、一緒に酒を飲みたい」なんて
いいますが、僕が、75歳になったら、息子らと3人で男酒が飲みたいな
だから、今の目標は その時 元気でいられることです
いつも、50代60代でリタイヤした人たちを 看てますから

そして、ぼけないことだね
体が丈夫でも、認知症やなんかになったら、健康とはいえないからね
そして、子供のなるべく世話にならないように 片付きたいね

昨日、よく知ってる お年寄りが 亡くなりました
前日まで、自分のことは自分でされてたかたが、一晩たったら、布団なかで寝たままなくなっていたそうです
りっぱな死に方です
死に方=生き方でしょう

素晴らしいおばあちゃんです 僕もこのような最後になりたいものです